オンラインで「おうちでふまねっと」に参加する。
認知機能を改善するツール。
地域でサロンに参加する。コミュニティーづくりのツール。
地域で仲間に教える「ふまねっとサポーター」。高齢者の社会参加のツール。

ふまねっと運動で注意や集中、記憶が改善する。

ふまねっと運動は、ゆっくり、慎重に、あみを踏まないで簡単なステップを練習する運動です。

ふまねっと教室の様子(北海道旭川市)

ふまねっと運動とは何か

加齢により、私達の記憶や注意、集中などの認知機能は低下します。そこで、同時に複数の課題を行う「多重課題運動」(マルチタスク・エクササイズ)で、これを改善します。「ふまねっと運動」は、同時に7つの課題を行う「多重課題運動」です。

おうちでふまねっとご紹介

ふまねっと運動は、筋肉をきたえる運動ではありません。歌や音楽にあわせて、あみの上をゆっくり、注意深く、慎重に歩く、やさしい運動です。ゆっくり歩くことで、体重の移動調節機能を改善します。ふまねっと運動は、簡単そうに見えますが誰でもよく間違える運動です。間違えても気にしない、大きな顔をして胸をはって練習をします。

おうちでふまねっとお申し込み

ふまねっとサポーター養成講習会

 ふまねっとサポーターは、安全で楽しいふまねっと教室を行うための資格です。高齢者でも障がい者でも、誰もが地域の健康づくりの担い手として活躍できるようにつくられた資格です。あなたの地域で、健康づくりのボランティア活動に取り組んでみませんか。
 参加された方の足取りがしっかりしていく様子を見たり感謝の言葉を聞くことで、ボランティア活動にやりがいを感じておられるふまねっとサポーターさんが全国にたくさんいます。

ふまねっとサポーターの声を紹介します


ふまねっとを楽しむ会
(静岡県菊川市)
杉山祥子さん
ふまねっとひろば2021春号

「こんな楽しいものがあるんだよ」とふまねっとを紹介されたことがきっかけでした。運動と認知症予防と仲間づくりが1枚のネットから生まれるふまねっとに魅せられました。
ふまねっと体験会を6回開催し、その後、定期開催のふまねっとサロンへと移行することができました。その間にサポーターの徐々に増え、現在9名になりました。今は、市内3カ所でふまねっとサロンを実施している他、老人会や趣味の会などから出張体験会の希望も入ってくるようになりました。
少し歩行が不安定だった方が毎月参加することで歩幅が広がり、「楽しくてたまらない」と言ってくれる方もいます。サポーターも、最初は人前で話すことが苦手な方もいましたが、少しずつ慣れ、自信がつき、笑顔が自然と生まれるようになりました。


ワクワク健康クラブ
(北海道浜中町)
宮﨑美恵さん
ふまねっとひろば2021冬号

2005年8月に「ワクワク健康クラブ」を結成し、介護予防教室「ハツラツ倶楽部わっはっは」を開始しました。15年経った現在は、住民サポーター8名、役場職員4名で活動を継続しています。商工会にも賛同いただいており、サポーター、参加者が活動に参加した際には、浜中町限定ルパンカードにポイントの付与を行っています。
教室は町内の2会場で、隔週で開催しています。昨年度は32回開催し、延べ299名が参加しました。新しいサポーター、参加者がなかなか増えていきません。サポーターの中には高齢になったので活動がたいへんとおっしゃる方もいますが、みんなで助け合いながら活動しています。続けたいというサポーターがいて、ずっと来たいと言ってくれる参加者がいるかぎり、今後も続けていきたいと思います。


ぱんぷきんふれあい会
(宮城県石巻市)
高橋節代さん
ふまねっとひろば2020夏秋号

婦人会の活動の一環で2015年にふまねっとサポーター養成講座を受けました。その後引っ越すことになり、あまり顔見知りのいない土地での新しい生活に多少の不安を感じていました。
そんなとき、新しくふまねっと運動のサロンが立ち上がると聞き、自分もサポーターとして関わりながら、新しい地域で顔見知りの方を増やしていきたいと思いました。
震災後に新しい地域に移住した私自身も、年を重ねれば重ねるほど不安や心配が多くなります。そんな時に新しい地域でサロンを通じてサポーターさんとのつながりができたり、参加者さんと顔見知りの関係になれた事で、とても心強く感じました。
地域には震災後移住されてきた方が何名かいらっしゃいます。サポーターさんの思いやりや、参加者さんの優しさによって、移住されてきた方のサロンへの参加や楽しみにつながっていると感じています。

 


三笠☆ふまねっと
(北海道三笠市)
細川アイ子さん
ふまねっとひろば2020春号

三笠市では老人クラブ連合会と社会福祉協議会がタッグを組んで住民サポーターを増やし、ふまねっとに取り組んでいます。
ふまねっと教室に参加されている方の中には、杖をついていたり、ぐらついたりする方がいますが、回を重ねるにつれて杖がいらなくなったり、ぐらつきが無くなったりと目に見えて効果が出てきている人が何人もいます。これは本人にとってとても嬉しく、頑張ろうという前向きな気持ちになりますし、サポーターにとっても自分のことのように嬉しくなります。
あるサポーターは、「ボランティアなんてできると思っていなかったし、まして人前で話さなければならないサポーターなんて無理と思っていたが、参加者の笑顔や、待っていたよという声を聞くと、とても嬉しく、また自分にもできるんだという自信になっている。息子にもすごいねと言われて、やってみて良かった。」と素晴らしい笑顔で話されていました。


ふまねっと長沼
(北海道長沼町)
髙松勤さん
ふまねっとひろば2020冬号

平成27年冬にある住民から「冬期間の運動不足解消のために、いい運動ないかなぁ」と曽我部町議会議員(現ふまねっと長沼会長)に相談がありました。このことがきっかけで地域包括支援センターの支援を受け、隣町の由仁町のふまねっと教室の見学が実現しました。体験により、ふまねっと運動は無理なく自分の身体にあわせて行え、脳のトレーニングにもなることがわかりました。
その後平成28年10月から3年間、当町で「ふまねっとサポーター養成講習会」が実施され、現在はサポーター24名で活動しています。
平成29年から北長沼地区と中央地区で毎週1回ずつふまねっと教室を開催しています。開催回数は令和元年9月時点で、北長沼地区は124回、中央地区は77回を数えました。参加人数は、北長沼地区が15~23名、中央地区は30名前後です。


大樹町社会福祉協議会
(北海道大樹町)
伊勢幸枝さん
ふまねっとひろば2019夏秋号

ふまねっとクラブの目的として介護予防・健康づくりはもちろんですが、メンバー同士やサポーターとの交流の時間を何よりも大切にしています。
そのため、サポーターも事前の打ち合わせ会では、「どうしたらメンバーが楽しんでくれるだろう」、「メンバー同士の交流を促すには」とアイディアを出し合いながら進めています。
また、2か月に1回、ふまねっと後にお茶とおしゃべりを楽しむ『カフェ』の時間を設け、メンバーからも「1人だとおしゃべりすることもないので楽しい」、「新たな友人ができて嬉しい」と大変好評をいただいています。
農村部で実施しているクラブは、少人数ながら、まずはサポーターが楽しみながら地域で盛り上げていこう!という思いが伝わるあたたかいクラブになっています。

 


西岡みどり町内会
(北海道札幌市豊平区)
小堤守さん
ふまねっとひろば2019春号

豊平区役所が新しいまちづくり事業の一環として開催したふまねっと講演会に参加しました。その後すぐにサポーター養成講習会を受講してサポーターとなり、一ヶ月後の2013年9月に西岡みどり町内会で第1回ふまねっと教室を開催することができました。初回の参加者は15名でした。開催にあたり、おなじ豊平区のふまねっとサポーターの皆さんと、豊平区介護予防センター西岡のスタッフの皆さんには多大なご協力をいただきました。
翌年には参加者の要望で、教室終了後茶話会を会費200円で開くことになり、お茶を飲みながら毎回賑わい、親睦を深めています。2019年1月で健康教室は63回目となりました。西岡みどり町内会だけでなく、近隣町内会の住民と、近隣の福祉施設の利用者も参加していて、平均しますと毎回25名程度参加があります。サポーターは5名で進めています。


羅臼クリオネの会
(北海道羅臼町)
小野豊さん
ふまねっとひろば2019冬号

役場のおかげで、羅臼町でのふまねっと運動の認知度も徐々に上がって来て、私たちサポーターも、もっともっと勉強していきたいと思います。
家族の関係が薄くなってきている今、人と会話する機会もなかなか無い中で、ふまねっと運動で集合する機会がある事が、健康づくりと認知症の予防にプラスして、たくさんの嬉しさが生まれているのです。そして、ふまねっと運動を通じて生まれた、多くの出会いと笑顔に感謝しています。

 

ふまねっとサポーター講習会日程一覧

ふまねっとインストラクター養成講習会

ふまねっと運動は、要介護認定を受けた方の歩行機能や認知機能を改善させるため、安全で効果の高いふまねっと運動を指導するための資格です。
利用者や患者の笑顔のために、ふまねっと運動をオススメします。

ふまねっとインストラクターの声を紹介します


愛の家GH帯広西11条
(北海道帯広市)
大野美希さん
ふまねっとひろば2021春号

運動機能、認知機能の両方に働きかけるという点に惹かれ、導入しました。
歩行運動に前向きではなかった利用者様も、ふまねっと運動を通して他の利用者様と交流ができ、徐々に明るい表情を見せて下さるようになりました。
私たちふまねっとインストラクターにとっても、他のユニットのご利用者様やスタッフとの交流になっています。ご利用者様の歩行状態や日々気をつけなければならない事がわかったり、スタッフ同士での会話が増えたり、とても働きやすい環境になりました。
運動機能や認知機能のために導入されたふまねっと運動ですが、それだけでなく、スタッフが働きやすい環境づくりや、ご利用者様の活き活きとした生活のためにも、なくてはならないものになっていると思います。


芦別慈恵園
(北海道芦別市)
平本郁也さん
ふまねっとひろば2021冬号

特別養護老人ホーム、地域密着型老人福祉施設かざぐるま、デイサービス、ショートステイで実施しており、ふまねっとは慈恵園の特色の一つとなりました。在宅で生活されている方は楽しみにして来られている他、特養のお客様は歩行が安定してきており、生活にはりが出ている様子が見られます。
私は2018年に特養の生活相談員として就職した後、すぐに地域の方々を対象としたふまねっと教室を担当することになり、インストラクターの資格を取りました。はじめの頃は地域の事が全く分かりませんでしたが、教室で地域の方と関わるうちに、よく理解することができるようになりました。
現在では地域の方々から相談を受けたりすることもあります。例えば、教室に参加されている方から、「家にいても教室ぐらいしか外に出て活動することないんだ。デイサービスとかに行きたいんだけどね…。」と相談をいただいて、そこからサービスの利用につながったケースがありました。


小規模多機能ほほえみ手稲
(北海道札幌市手稲区)
山村愛子さん
谷保美由紀さん
佐々木真樹さん
ふまねっとひろば2020夏秋号

入居者様、通所利用者様は聴覚障害者で、手話ができるスタッフが常駐しています。
健聴の方と違い、手拍子や歌などの音が入ってきません。初めての時はふまねっとについて説明してもなかなか伝わりづらく、手拍子、歌に合わせたステップができませんでした。サポーターさんとスタッフでどのように進めると良いか?スタートの方法は?等々試行錯誤しながらの取り組みでした。
検討した結果、利用者様と利用者様の間にスタッフが入り、スタートの合図は背中を軽くたたく、歩行が不安定な利用者様は手をつなぎ軽く手を振る、歩く時はスタッフの足の動きを見て真似てもらう、サポーターさんに同じステップを繰り返しやっていただく、待っている間は歩いている方の足の動きを見ながらその場で足踏みをしてもらう、など工夫をしました。その結果、きちんと伝えることができるようになりました。


ハートフル・デイサービス小島
(兵庫県加東市)
松浦千秋さん
ふまねっとひろば2020春号

2018年に理学療法士の先生より「ふまねっと」運動の効果について、さらに2019年に健康運動指導士の先生より「フレイル」予防に大事な運動、社会参加の重要性についてご講演いただくことで「ふまねっと」を地域の方々にも知っていただくことに努めてまいりました。
「ふまねっとカフェ小島」の参加者の皆様からは、「歩くのに杖が必要やったけど、『ふまねっと』してからは、杖忘れて歩くようになったわ。『ふまねっと』の時、杖あったら手拍子でけへんから、杖なしで歩けるようになってちょうどよかった。笑」。
「ゆっくり歩くことで、足が丈夫になるというのがよくわかった」。
「歌に合わせて歩くのは難しいと思ったけれど、今は歌って手拍子して歩くのが楽しい。それで転倒や認知症予防ができるんやったらいうことないな。笑」。
「足が上がるようになり、すり足歩きしないようになった。みんなと一緒にできるのが楽しいわ」などの感想が笑顔と共に、「ふまねっと」の後の茶話会で聞かれます。


リカバリー健康教室
(愛知県名古屋市中村区)
太田光彦さん
ふまねっとひろば2020冬号

ふまねっとは主に集団運動の時間に行っています。目的や注意事項を説明するので、利用者さんにも運動の趣旨がきちんと伝わり、参加される方は熱心に取り組まれます。
曜日によって、男性のみ、女性のみのグループに分かれるのですが、女性のグループは「歌いながら取り組めるから楽しい!」「童謡を歌ったりするのも久しぶり!」と楽しみながら運動されます。それに対し男性のグループは、心の中で「間違えるものか!」と念じているような真剣な様子で取り組まれます。しかし、順番を待つ間に、手拍子をしたり応援したりするようになり、時間が経つと自然に場の一体感が生まれてくるのがふまねっとの良いところです。
利用者の中にパーキンソン病の方もおられるのですが、その方はすくみ足(動き始めの最初の一歩が踏み出しにくくなること)でとても悩んでおられました。しかし、ふまねっとのことは「マス目を見て、ネットを踏まないように歩くこと」を意識してトレーニングできるのでとても気に入られています。効果も良好で、「歩行が改善してしっかり歩けるようになりました。」「ネットが目印になって歩きやすい。スムーズに歩けるからもっとやる機会を増やして欲しい。」と話され、大変喜んでおられます。


まちなかデイサービス岩見沢
(北海道岩見沢市)
余湖久智さん
ふまねっとひろば2019夏秋号

運動とレクリエーションの充実を図るため、ふまねっとの導入を決め、管理者、機能訓練指導員、生活相談員の3名がインストラクターの研修を受けました。ほぼ毎日ふまねっとを実施しており、歩行器や車椅子を使用している方にも介助を行いながら参加していただいています。ふまねっとを実施した翌年からは「事業所評価加算」を受けることができています。
利用者の方で、自宅がエレベーターの無い集合住宅の3階のため、職員がおんぶしていた90代女性の方がいます。ふまねっとに参加する度に歩幅が目に見えて大きくなりました。ある日自宅に迎えに行くと、ご家族に付き添われながら手すりにつかまって1階まで階段を降りて来ており、笑顔で職員を迎えてくれました。大変嬉しいできごとでした。


社会福祉法人いずみ福祉会
(福島県郡山市)
渋谷忠男さん
ふまねっとひろば2019春号

改正社会福祉法に合わせた新たな地域貢献事業を模索していたときに「ふまねっと」と出会いました。
始めにふまねっとを導入した認知症予防・介護予防の健康教室「いずみ健康楽習塾」では、受講者の皆さんからは大変好評を得、TUGテストの結果も5ヶ月で平均約1秒短縮されるなど、確実に効果を見せて貰えました。
グループホームではご利用者様13名に6ヶ月間実践した結果、直前6ヶ月に7件発生した転倒事故が1件に激減しました。デイサービスセンターにおいては毎日実践しており、人気プログラムです。車椅子ご利用でふまねっと運動そのものには参加されなくとも、手拍子や歌に合わせて足踏みをされるご利用者も多く、事業所全体で楽しんでいる様子がうかがえます。


さわやか大善寺
(福岡県久留米市)
合戸清さん
ふまねっとひろば2019冬号

介護予防を目的に5年前から取り組んでいるコミセンでの「スマイルふまねっと」は、65歳以上の方を対象に20名くらいの方が参加されます。皆さん健康に関心のある方ばかりで、町の広報誌の案内を見て参加されたり、体験してその良さを実感した人が友人を誘って参加されるケースも珍しくありません。「今日はあんまり暑いからどうしようかと思ったけど来てよかった」、「楽しかった」と言って喜ばれる姿は、続けてきて良かったと思う瞬間です。
最近では数々の脳トレのやり方、考え方も出回り、それぞれにその効果がうたわれてますが「心の底から笑いが飛び出す」ふまねっとは元気の源になるのは間違いありません。もっと磨きをかけていきたいと思います。

ふまねっとインストラクター講習会日程一覧

ふまねっと運動の意義

病気の予防は、個人の力だけではできません。それを、私たちは新型コロナで痛いほど経験しました。病気の予防は、個人の行動に加えて、地域や国が全体で一緒に足並みを揃えて取り組まなければできません。国が必要な法律を作り、それを適切に運用して人々の行動を制御する。それが生命を守り、生命を大切にするには不可欠です。

これは、感染症だけではありません。認知症も同じです。地域の中で居場所を失った高齢者が増えれば認知症も増えていく。社会が孤立化を深め、家族や人との関わりがうすくなり、高齢者の閉じこもりが増えていくほど、認知症は増えると予想されます。認知症の数は、社会の無関心と人間関係の希薄化のバロメーターでもあると言えるのです。

コミュニティーは、人に欠かせないものです。人には、孤独を感じなくてすみ、自分が人に歓迎され、自分も人を歓迎して迎えることができるコミュニティーが必要です。そんなコミュニティーを、簡単につくりだすことができるのがふまねっと運動の力です。